兵庫県の斎藤知事は9日の定例記者会見で、自身の疑惑を告発した元県民局長が死去しておととい=7日で1年が経ったことについて聞かれ、「改めてお悔やみを申し上げたいと思っておりますし、県政へのご尽力、そしてご貢献には感謝を申し上げたいと思っております」と述べました。
また元県民局長の私的な情報が漏えいしたことについては、「人事課を通じて遺族に謝罪の意を伝えた」と述べ、直接謝罪をするという話も出ているものの、実現していないと明かしました。
【斎藤知事】「元県民局長がお亡くなりになられまして、1年が過ぎたという形になります。改めてお悔やみを申し上げたいと思っておりますし、県政へのご尽力、そしてご貢献には感謝を申し上げたいと思っております」
また、元県民局長の私的な情報が漏れたことについては、謝罪の意を遺族に伝えたことを説明しました。
【斎藤知事】「県としては先般の外部に県保有情報が漏えいしたということで、管理すべき立場にある県として、やはり元県民局長、それからご家族にご迷惑かけたということについては先般よりお詫びを申し上げてるというところです。
ご遺族に対して県の人事課などから、そういった謝罪の意というものは伝えさせていただいているという状況です。直接謝罪をさせていただくということも、話の中では出ております」
一方で、この遺族への直接の謝罪は実現していないということです。
このほか、記者からの「いつ付でどのように遺族に謝罪の意を伝えたのか」という質問には次のように答えました。
【斎藤知事】「詳細については…何ていうかご遺族の意向もありますので、差し控えといた方がいいかなとは思いますね。人事課の方から、ご遺族の代理人を通して話をしているということですので、ご遺族に直接お話をしてるというわけではないというふうに聞いています」