パキスタンで3日、住宅の塀を越えてペットのライオンが脱走し、通行中の女性らに飛びかかり顔や腕を負傷させた。

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パキスタンでは大型ネコ科を飼うことが社会的ステータスとされる風潮が背景にあり、当局は違法飼育の取締りを強化している。

脱走ライオンが歩行者に飛びかかる

パキスタンで3日、カメラが捉えたのは、予想外のペットが脱走する瞬間だ。

住宅の塀からひょっこりと顔を出すネコのような動物だ。塀を跳び越えると、歩行者へと飛びかかった。

ネコにしては体が大きく見えるが、その正体はライオンだった。

住宅から逃げ出したライオンは、目の前の女性に狙いを定め襲いかかった。

家から出てきた飼い主らしき人物が必死に後を追いかけるが、ライオンの暴走は止まらない。

無許可飼育に当局が取り締まりを強化

付近にいた人たちが固唾をのんで様子を見守る中、ようやくライオンは捕らえられたが、女性1人と5歳と7歳の子供が顔や腕などにけがをしたという。

その後、警察はライオンの飼い主を逮捕した。

地元当局によると捕獲されたライオンはその後、サファリパークに送られた。

パキスタンでは、ライオンなど大型のネコ科の動物を飼うことがステータスとされているが、無許可での飼育に対し、当局が取り締まりを強化している。
（「イット！」7月8日放送より）