3日の震度6弱の地震を受けた関係機関の動きです。
気象庁は今回の地震について「いつ終わるとは言えない」として、当分の間、同程度の地震に注意するよう呼びかけています。
気象庁会見
「今後の地震活動の見通しです。当分の間、今回と同程度、震度6弱の地震に注意してください」
鹿児島県十島村の悪石島で震度6弱の地震が発生したことを受けて、急きょ会見をひらいた気象庁。
こちらは、会見で示されたデータをもとに作成した、十島村近海を震源とするマグニチュード2.5以上の地震の積算発生回数をグラフにしたものです。
1995年以降の主な地震活動では、おおむね1週間程度で活動が低調になっていることがわかります。
その一方、今回の一連の地震では、一度ピークを迎えたと思われた後、さらに地震の回数が伸びていることがわかります。
群発地震の回数はこれまで2023年9月の345回が最多でしたが、今回はすでにそれをはるかに上回り、1000回を超えています。
気象庁
「(過去のパターンと)ぴったりとはまるパターンがないので、いつまでに終わるとは言えない」
また県は3日、災害対策本部を設置しました。
県庁で開かれた対策会議では、被害状況等の報告や災害対応体制などを確認し、災害救助法の適用も決まりました。
これにより、今回の地震による避難などにかかる費用について国と県が負担することになります。
鹿児島県・塩田康一知事
「今までと違う長期にわたる、そして大きな地震が起きている。住民の安心・安全について国、十島村と連携しながら取り組んでいきたい」