3日、噴煙が7年ぶりに火口から5000メートルまで上がった新燃岳。

4日も午後4時40分ごろには噴煙の高さが火口から3300メートルまで達しているのが確認されていて、交通や観光に影響が出ています。

鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連山の新燃岳では6月27日から噴火が続いていて、3日午後1時49分ごろの噴火では噴煙が火口から約5000メートルの高さまで達しました。

その火山灰は霧島市方面へ。

4日の鹿児島県霧島市では散水車が出動し、道路に積もった灰に対応する様子がみられました。

3日、火山灰で欠航が相次いだ鹿児島空港です。

4日もその影響は残っていて、午後5時時点で54便が欠航しました。

仕事で東京から鹿児島に来たというこちらの男性は…

鹿児島空港・東京から出張の男性
「(乗る予定の便が)天候調査中。午前中の便が欠航していて、ちょっと不安。帰りたい、それだけです」

航空各社ではホームページなどで運航状況を確認するよう呼びかけています。

一方、こちらは霧島市霧島田口にある霧島神話の里公園です。

3日の噴火で敷地内に火山灰が積もったため、4日は臨時休園とし、職員が清掃にあたっていました。

施設職員
「ほうきやブロワーで灰を集めてある程度取って、水で流す作業。(過去の噴火時は)水に流れにくい灰だった。そのあたりを気をつけて作業している」

施設内にあるブルーベリー園でも、職員が木に積もった火山灰の清掃作業に追われていました。

ブルーベリー園職員
「6日にオープン予定で草を刈るなど準備していた、この状況でどうなるか。ブルーベリーの木や葉は真っ黒な状態。朝から灰を落として洗い流している」
「噴火が続くことを心配している。みんなで灰の除去をしている。いつでも(客を)迎えられるように一生懸命準備している」

鹿児島テレビ
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