静岡県富士宮市の養鶏場・あさぎり宝山ファーム。

約48万羽のニワトリを飼育しています。

なぜ卵が品薄で高値が続いているのか?

福崎正展 社長は鳥インフルエンザとエサ代の高騰、さらに暑さの3つが関係していると考えています。

あさぎり宝山フォーム・福崎正展 社長:
(冬の鳥インフルエンザで)ニワトリを殺処分し、卵の絶対量が少なくなっている。(2つ目は)エサの値段がかなり急騰している。数年前と比べると倍近い値段になっている。もう1つは暑さが原因。ニワトリは暑いのが実は苦手。少し産卵率が全国的に落ちてしまい、3つの原因が複合し卵の値段が高いままになっている

厳しい暑さが続くと体温調節のために血液中のカルシウムが減少。

殻の薄い柔らかい卵となってしまうといいます。

殻の薄くなった卵と普通の卵の殻を比べると厚さが微妙に違うことがわかります。

こちらの養鶏場は標高 約900m。

真夏でも30℃を下回りますが、この期間は特に気を付けているといいます。

あさぎり宝山フォーム・福崎正展 社長:
養鶏場の中が常に新鮮な空気が通るように管理し、ニワトリが熱がこもって不快な思いをしないよう一生懸命気を使って、いまもみんなで換気扇の掃除をしていた

卵はこのまま品薄で高値が続くのか?

福崎社長は徐々に落ち着いてくると推測しています。

あさぎり宝山フォーム・福崎正展 社長:
(鳥インフルエンザ後に育った)新しいニワトリが卵を産み始めている。これから秋・冬に向けて卵の量はニワトリが増えるとともに増えていくはず。こうしたことを機会に一人でも多くの人が卵に関心を持ってもらい、興味を持ってもらい、家庭で楽しんでもらえれば

テレビ静岡
テレビ静岡

静岡の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。