米沢市の夏の味覚・梵天丸茄子の本格的な収穫期を前に、ナスの恵みに感謝し豊作を祈願する供養祭が行われた。

梵天丸茄子は、歯ごたえのある米沢市の窪田茄子と色付きの良い仙台長茄子を交配させた品種で、中でも「浅漬け」は米沢の夏を代表する味覚の一つとなっている。

梵天丸茄子の漬物を販売している米沢市窪田町の内藤醸造では、ナスの恵みに感謝する供養祭を毎年7月4日に行っていて、生産者やJAの関係者などが2025年の豊作を祈願した。
続いて「漬け込み式」が行われ、代表の社員が丸々とした梵天丸茄子を塩と水で漬け込んでいた。

生産者によるとここまでの生育は順調で、今後は夏の暑さ対策が大切だという。

(山形おきたま米沢梵天丸茄子部会・石川正義部会長)
「稲わらを敷く・草を敷くなどして土壌の中を高温にさせないような対策をとっている。栽培管理に注意しながら良いナスを作っていきたい」

郷土の味覚・梵天丸茄子の収穫は8月にピークを迎え、10月上旬ごろまで続く。

さくらんぼテレビ
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