見ると思わず涼しくなる、おばけの浮世絵の特別展が長崎歴史文化博物館で5日から始まります。
ねずみ年の人間を襲う猫の妖怪・化け猫や、歌舞伎「東海道四谷怪談」に登場する夫に毒殺され、怨念を抱いた幽霊・お岩。
思わず肝を冷やす浮世絵の数々。
長崎市の長崎歴史文化博物館で5日からはじまる特別展「こわ~いおばけ浮世絵」です。
江戸中期から明治にかけて描かれた妖怪や幽霊の浮世絵など、133点が展示されています。
妖怪や幽霊は当時は原因が分かっていなかった病などをもたらすものとして描かれていました。
学芸員 吉田信也さん
「平清盛は史実としても熱病にうなされて死んでしまった。怨霊の仕業と語られることもあった」
一方で、おめでたい出来事を描いたものも・・・
KTN記者
「この絵巻物は妖怪の嫁入りを表現しています。お見合いや結納、出産など様々な局面が描かれています。最後には朝陽がのぼって一斉に妖怪たちは逃げてしまう。コミカルに描かれています」
特別展は5日から8月24日までです。