愛媛県伊方町にある廃炉作業中の伊方原発1号機で4日未明、配管設備からわずかな量の放射能を帯びたほう酸水が漏れているのが見つかりました。外部への放射能の影響はないとしています。
愛媛県によりますと、廃炉作業中の伊方原発1号機で4日午前0時半頃、原子炉の燃料を取り換える際に使われるほう酸水が、タンクとつながる配管設備の弁から漏れているのをパトロール中の運転員が見つけました。
ほう酸水は核分裂反応を引き起こす中性子を吸収する性質があり、燃料を取り替える際に繰り返し使用。漏れたほう酸水の量は、約140ミリリットルとみられています。わずかな量の放射能を帯びていたものの外部への影響はないということです。
四国電力は漏れたほう酸水をふき取るなどし、約6時間後に漏えいが止まったことを確認。設備を点検し漏れた原因を調べるとしています。
#愛媛県 #伊方町 #原発 #放射性物質 #トラブル #四国電力 #廃炉 #1号機 #環境 #企業