群発地震が続くトカラ列島では、6月21日からの一連の地震で、最も大きい震度6弱の揺れを、3日午後4時13分ころ十島村の悪石島で観測しました。
住民は今まで「感じたことのない地震だった」と当時の様子を話しました。
十島村の悪石島では、3日午後4時13分に震度6弱を観測する地震がありました。
震源はトカラ列島近海、震源の深さは約20キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.5と推定されています。この地震による津波はありませんでした。
トカラ列島近海では6月21日から地震が相次いでいて、悪石島では一連の地震で最も強い揺れを観測しました。悪石島の住民は当時の様子をこう話します。
悪石島の漁師・有川和則さん
「車でガソリン補給に行っている時で、車を止めた途端、いきなり車とスタンドがぶつかりそうになった。そのぐらいの揺れ」
「縦揺れ横揺れ、いろんな形が混ざった揺れ。こんな揺れは初めて」
Q.いま島民のみなさんはどんな状況でしょうか?
「(学校のグラウンドに)テントを張ったりしている。時間的なものはわからないが、一時避難ということ。非常持ち出し品を持ってきている」
十島村役場によりますと、今のところ被害の情報は入っていないということです。一連の地震では3日午後5時までに震度1以上の地震が1049回観測されています。
十島村・久保源一郎村長
「避難完了ということで全員無事を確認。けが人なし、主だった集落に被害なし」
Q.島外避難については?
「現在、対応の部分で検討している」
それでは鹿児島市にある十島村役場に美川愛実キャスターがいます。中継でお伝えします。
※中継の詳細は動画をご覧ください。