イランのペゼシュキアン大統領は2日、IAEA=国際原子力機関との協力を一時停止する法律を施行したと発表しました。
イラン国営メディアによりますと、2日に施行された法律はイランの核施設の安全が保証されない限り、IAEAによる核施設への監視カメラの設置や視察、また核開発に関するIAEAへの報告などが一時停止されるとしています。
これに先立ちイラン国会は先月25日、「アメリカによる核施設への攻撃を公然と非難しなかった」とIAEAとの協力を停止する方針を承認し、ガリバフ国会議長は「平和的な核計画の推進を加速させる」との考えを示していました。
イランの核開発をめぐってはアメリカのトランプ大統領がウラン濃縮技術を放棄するよう求めていて、今後の核開発交渉にも影響が出そうです。