2年間にわたって休診となっていた大分県竹田市唯一の小児科「こども診療所」が1日から再開しました。
診療時間を短くしたり看護師を増やすなどし課題となっていたスタッフの負担軽減を図ります。
竹田市唯一の小児科専門の医療機関「竹田市立こども診療所」は2023年7月に1人しかいない医師が体調不良で入院して以来休診となっていました。
体制が整ったため市は1日から診療所を2年ぶりに再開しました。
再開にあたってはスタッフの負担軽減のため看護師を1人増やし2人体制としていて、7月中にはさらにもう1人確保できる見通しだということです。また、平日の診療時間を1時間短い午前9時から午後5時までとし、以前行っていた土曜日の診療は休みます。
火曜日は午前9時から正午までの診察となっていて1日は2組の利用があったということです。
◆工藤隆浩 竹田副市長
「スタッフの皆さんも安心して働ける環境づくりに取り組んできた。地域の皆さんに信頼されるこども診療所として運営していきたい」
ただ医師は、財政的な理由などから1人体制のままとなっていて、市は「診療所のスタッフと協議する場をつくり負担が増えていないかフォローしていきたい」と話しています。