男性を殺害しスーツケースに入れ多摩川に遺棄した罪に問われている元交際相手の女とその家族ら5人のうち、女の父親ら2人の初公判が行われ、2人は起訴内容をおおむね認めました。
この事件は2023年12月、原唯之さん(当時46)の遺体がスーツケースに入った状態で川崎市の多摩川河川敷から見つかり、元交際相手の西高舞被告(33)やその家族ら5人が原さんの首を絞めて殺害し、遺体を遺棄した罪に問われているものです。
30日に行われたのは舞被告の父親・昌浩被告(54)と交際相手の岩城周平被告(40)の初公判で、2人は起訴内容をおおむね認めました。
冒頭陳述で検察側が「強固な殺意に基づく犯行」と指摘したのに対し、岩城被告の弁護人は「主導的立場にあったとは言えない」とし、昌浩被告の弁護人は「犯行は意図したものではなく、何とか避けようとしていた」と主張しました。