仙台市立の学校では、今年度から「水泳の授業」の見直しを進めています。民間から専門のインストラクターを招いて、子供たちの指導にあたるというものです。その狙いとは…?

仙台市泉区にある高森小学校です。

記者リポート
「現在6年生の水泳の授業が行われています。指導しているのは先生ではなく、普段はスポーツクラブで水泳指導を行っているインストラクターです」

去年まではクラス担任が担当していた水泳の授業。今年度は、様子が違います。初めて「民間の指導員」が子供たちの指導にあたっているのです。教職員の働き方改革の一環として、高森小学校と高砂中学校をモデル校に、試験的に始まりました。

仙台市健康教育課 波多野亮介係長
「教員に生じる負担など他の授業より大きい部分がある。子供たちの泳力の違いにしっかり対応し、安全管理をしっかりするため、インストラクターに協力してもらっている」

これまで担任が1人で30人以上の子供たちを見てきたのに対し、30日はインストラクターが3人に、監視員も1人。教職員の負担軽減に加えて、子供たち一人一人のレベルに合わせた指導もしやすくなり、授業の質の向上も期待されています。

高森小学校 6年生
「一人一人のことを気にしてくれて、一人一人に違う教え方をしている。コーチたちの方がいい」
「すごく特別ないい機会だった。ためになるのでぜひぜひ続けてほしい」

高森小6年生担任 佐々木結任教諭
「複数の目で見て指導するのが、とても大切だと思うので、インストラクターと一緒に指導できるのはとてもいい指導方法だと思う。担任は子供たちの評価に専念できて、負担軽減になっている」

仙台放送
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