新型車両が導入される一方、引退する車両もあります。JRの寝台特急「カシオペア」が老朽化のため、6月30日に「ラストラン」を迎えました。
仙台駅では「カシオペア」の最後の上野行きを見届けようと、多くのファンが集まりました。
乗客
「カシオペアが仙台に来るということで、どうしても乗りたくてチケットを購入しました。大切に保管しておきたい」
寝台特急「カシオペア」は1999年に運行を開始し、札幌駅から上野駅までを結んできました。2016年の定期運行終了後は不定期で運行されてきましたが、老朽化などにより引退することになりました。
記者リポート
「名取市の館腰駅です。カシオペアのラストランを見届けようとホームには鉄道ファンの姿がみられます」
6月29日はカシオペアが停車中の仙台車両センターで、無断で敷地内に立ち入った人がいるという通報があり、在来線が一部運転を見合わせるトラブルもありました。
警察によりますと、30日はいわゆる「撮り鉄」による目立ったトラブルはなかったということです。
神奈川県から来た大学生(19)
「ストレートな写真を、天気も良くて、逆光にならなくて、良い写真が撮れた」
「カシオペア」は今後、イベントなどで活用されるということです。