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プレスリリース配信元:イチニ株式会社

日本最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営するイチニ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高畑卓)は今月22日投票の東京都議選での政党・候補者別に、YouTubeの関連動画の閲覧傾向を取りまとめました(表1参照)。

政党別の「いいね」率と「コメント」率から見た都議選

政党別動画再生数(表1)は、2025年6月1日~2025年6月21日の間にアップロードされた動画のうち、各キーワードを含む動画の2025年6月13日~2025年6月21日までの合計再生数、合計いいね数、合計コメント数を集計したものです。そのうち政党名、代表者名を含む動画本数を集計しました。

▲表1  文中にて取り上げたキーワードに色付けしております。


選挙期間中、YouTubeで約3,200万回と圧倒的な再生回数を記録した「再生の道」ですが、動画に対する「いいね」は割合は4.00%、「コメント」は0.31%と、他の政党と比べて高くない値にとどまっています。
これは「都議選 再生の道」を含む動画数がほかのキーワードよりもはるかに多かったため、視聴者が分散した可能性もあります。

これまで議席がなかったものの、今回の都議選で9議席と大幅に議席を増やした「国民民主党」は、合計再生数は再生の道に次いで2位となっています。ですが「いいね」率は2.42%、「コメント」率は0.43%にとどまっています。
「YouTube巧者」として鳴らしてきた国民民主党ですが、参議院選挙の比例代表の候補者擁立をめぐる混乱が影響した可能性もあります。

また初の議席獲得を狙った「れいわ新選組」も、合計再生回数では3位に位置しています。しかしながら「いいね」率、「コメント」率は伸び悩んだ印象です。

一方、都議選で3議席獲得と躍進した「参政党」では、再生回数は自民党や立憲民主党に匹敵する値を示しています。そして「いいね」率は5.45%と議席を獲得した政党のなかでは最多、「コメント」率も0.53%と上位につけています。地域支部やファンの根強い支援が見られました。

あくまで「都議選+政党名」のキーワードを含む動画の合計再生数、いいね数、コメント数、動画数になりますが、各政党のYouTube施策の流れが見える結果となったと言えるでしょう。

YouTube戦線のカギを握る「サードパーティ」

都議選関連の合計動画再生数を、投稿者の種類別にまとめました(表2)。投稿者の分類方法ですが、政党の公式チャンネル、立候補者の公式チャンネル、そして、これらに属さない「第三者(=サードパーティ)です。いわゆる「切り抜き動画」や「応援チャンネル」の大半が、サードパーティによるものです。

合計動画再生数の実に93.5%がサードパーティのものとなっており、圧倒的な存在感を見せています。

▲表2 選挙期間中に発信され再生された動画の合計再生数

総括 


▲表3 各政党の候補者のYouTubeアカウント開設率(2025年6月24日時点)

今回、立候補者のYouTubeチャンネル開設率も併せて調査しましたが、主要政党では大半が9割以上(表3)となっています。選挙において、YouTubeは政党YouTubeチャンネルを持つだけではなく、候補者自身もチャンネルを開設し「取り組むのが当たり前」の施策となっていることがわかります。

各党の獲得議席数と照らし合わせると、単に視聴回数を稼ぐだけではなく、「いいね」や「コメント」がどれだけあるかなどの、視聴者との関係性の強さが今後注目されていきそうです。

また、圧倒的な存在感を見せているサードパーティ動画をいかに生み出すかという「第三者を巻き込む戦略」も併せて必要となってきています。


調査方法
・政党別動画再生数(表1):2025年6月1日~2025年6月21日の間にアップロードされた動画のうち、各キーワードを含む2025年6月13日~2025年6月21日までの合計再生数、合計いいね数、合計コメント数を集計。そのうち政党名、代表者名を含む動画本数を集計。
・投稿者別動画再生数(表2):2025年6月1日~2025年6月21日の間にアップロードされた動画のうち、「東京都議会議員選挙」「都議選」、候補者名や政策、争点など都議選関連キーワードに絞って検索した動画の合計再生数と、政党チャンネル動画、立候補者のチャンネル動画の合計再生数を集計。
・各政党の候補者のYouTubeアカウント開設率(表3):2025年6月24日時点の各政党の立候補者のYouTubeアカウントを集計。
※ システム上、100%取得できているものではないことをご了承ください。
※ 通常動画、ショート動画を含みます。
※「都議選 日本保守党」には日本保守党(代表者:百田尚樹氏)と日本保守党(代表者:石濱哲信氏)の両政党・政治団体を含んでおります。


イチニ株式会社について
イチニ株式会社は、約2,800万ユーザーが利用する日本最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営し、国内の選挙情報や立候補者の情報をデータベース化し管理しています。選挙や政治にまつわるプラットフォームを構築し、情報の透明性を保つことで、有権者のみなさまがより政治に参加しやすい環境づくりを支援しています。
その他、地方議員向けの勉強会なども実施し、官民学の連携による多様なネットワークを創出し、オープンな場での議論により、イノベーションを促進します。

・公式ウェブサイト:https://ichi-ni.jp/
・選挙ドットコム:https://go2senkyo.com/
・選挙ドットコム公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@thesenkyo
・選挙ドットコム公式Xアカウント:https://x.com/go2senkyo
・選挙ドットコム公式TikTokアカウント:https://www.tiktok.com/@go2senkyo

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