アメリカのトランプ大統領は27日、イランがウランの濃縮を継続した場合、再び軍事攻撃を行う考えを改めて示しました。

トランプ大統領:
(Q.もし情報機関がイランがウラン濃縮が可能だと結論付けた場合、再び空爆する可能性はあるのか?)もちろん、間違いなく、絶対にだ。

トランプ大統領は会見で、イランがアメリカが懸念するレベルまでウランの濃縮を行った場合、再び空爆を行う考えを示しました。

トランプ氏はそのうえで「イランがすぐに核開発に戻るとは思えない。核施設からは何も移動されていなかった」と述べ、アメリカ軍による攻撃の前にイランが濃縮ウランを移動させたとの見方を否定しました。

トランプ氏はさらに、イスラエルとの交戦で勝利宣言をしたイランの最高指導者ハメネイ師について、「ウソをつくべきではない」とSNSで批判し、「イランは壊滅状態に陥り、3つの悪の核施設は完全に破壊された」と投稿しました。

また、トランプ氏はイランの核施設にIAEA(国際原子力機関)による査察を求める考えを示しました。

これに対して、イランのアラグチ外相は27日、IAEAのグロッシ事務局長による核施設への訪問は「無意味で悪意がある可能性がある」として拒否する考えを示しました。

フジテレビ
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国際取材部
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