アメリカのトランプ大統領は27日、7月9日に期限を迎える相互関税の交渉期間について「延長も、短縮もできる」と述べ、各国への交渉を促しました。
トランプ大統領:
(Q.7月9日は相互関税の発動日か?)違う。私たちは好きなようにできる。延長も、短縮もできる。私は短縮したいと思っている。
トランプ大統領は会見で、7月9日まで停止している相互関税の上乗せ分をめぐる各国との交渉期間について、延長と短縮に言及しました。
さらに、今後1週間余りの間に、各国や地域に対し一方的に関税率を設定した「書簡を送付する」と改めて訴えました。
これに関連し、ベッセント財務長官は27日、FOXビジネスの番組に出演し、各国との貿易交渉について9月1日までにまとめられるとの見通しを示しました。
一方、トランプ氏は27日、自身のSNSにカナダが課すアメリカ企業への「デジタルサービス税」の導入を問題視し、「カナダとの全ての貿易協議を直ちに打ち切る」と投稿しました。