JR九州は27日、QRコードをかざして列車に乗れるチケットレスサービスの利用可能エリアを7月から九州内すべての在来線特急列車や観光列車の運行エリアに拡大すると発表しました。

QRコードを利用したJR九州のチケットレスサービス「QRチケレス」は去年9月に導入されましたが、利用可能エリアは鹿児島線や日豊線、長崎線などのうち北部九州エリアに限られていました。

JR九州はこれを九州内すべての在来線特急列車や観光列車、西九州新幹線の運行エリアに拡大すると発表しました。

利用可能エリアの詳細は以下の通りです。

■現行エリア
・鹿児島本線 門司港~久留米
・日豊本線 西小倉~佐伯
・長崎本線 鳥栖~肥前鹿島、諫早~長崎
・佐世保線 江北~佐世保
・大村線 早岐~ハウステンボス
・久大本線 久留米~大分
・西九州新幹線 武雄温泉~長崎

■拡大エリア
・鹿児島本線 熊本~宇土、鹿児島中央~鹿児島
・日豊本線 佐伯~鹿児島
・長崎本線 肥前鹿島~諫早
・大村線 ハウステンボス~諫早
・筑豊線 直方~桂川
・篠栗線 桂川~吉塚
・豊肥本線 熊本~大分
・三角線 宇土~三角
・指宿枕崎線 指宿
・宮崎空港線 田吉~宮崎空港
・日南線 南宮崎~南郷

サービス開始は7月8日で、この日以降に取得する予約分から利用できるということです。

またこれにあわせて7月31日から複数人の予約分のQRチケットをJR九州アプリ内で表示できるようにするなど一部の機能が改善される予定です。

QRチケレスでは、JR九州のサイトやアプリから特急列車などをネット予約すると、QRチケットが発行され、スマートフォンに表示したQRコードを駅の自動改札機や専用の読み取り機にかざすだけで乗車できます。

テレビ西日本
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