戦後80年の節目を迎え記憶の継承に役立ててもらおうと沖縄県教育委員会は、写真や図で沖縄戦を分かりやすく説明する書籍を出版しました。
6月20日に県教育委員会が出版した「沖縄県史ビジュアル版沖縄戦」は、これまでの沖縄戦研究の成果や、資料などに基づいて体験者の証言も交えながら写真や図を多く使って沖縄戦について分かりやすく解説しています。
全5章で構成され、戦前から戦後まで沖縄戦に関する56のテーマを扱っています。
今回、4000冊が出版され、県内の小中高・大学などに2000冊が無償で配布されるほか県教育委員会のホームページから購入の申し込みを受け付けています。
県教育委員会は、写真や図、体験者の証言から沖縄戦の実相を学び、平和教育や授業などに活用してほしいと呼びかけています。