来月3日、公示20日に投開票が決まった参議院議員選挙。
公示まで、あと1週間です。
自民党・現職の馬場成志さんは、25日総決起大会を開催。
立憲民主党・新人の鎌田聡さんには26日党本部から、小川淳也幹事長が応援に駆けつけました。
3選を目指す自民党・現職の馬場成志さんは、25日熊本市中央区で総決起大会を開き、党所属の国会議員や県議、市町村長など約2000人が集まりました。
自民党県連の前川收会長は「与党が参議院でも過半数を失えば、自公政権を維持できなくなる。TSMCの進出など熊本は今の状況を変える時ではない」と挨拶しました。
そして馬場さんは、議院運営委員会の筆頭理事を務めたことを強調し、「国会を動かしてきた」とこれまでの実績をアピール。
そのうえで、熊本は今が一番大事な時期だとして、政治の安定を訴えました。
【自民・現職 馬場成志氏】
「いま熊本はじり貧でこらえる時ではなく、決めて前に進む決めて前に進む、これを連続して続けてやっていく。だから政治力が必ず必要になってくる。皆さんの顔を見た時に、恥じることのない仕事をこれからもやらせていただきたい」
そして全員で「勝つぞコール」をして、間もなく始まる選挙戦に向けて結束を図りました。
一方、立憲民主党・新人の鎌田聡さんは26日朝、熊本市中央区の辛島公園前で街頭演説を行いました。
鎌田さんはTSMC進出による交通渋滞や地下水問題、排水の問題を取り上げたうえで、県民の不安の声が今の国会には届いていないと訴えました。
【立憲・新人 鎌田聡氏】
「自民党だけが言っていることが県民の意見じゃないんですよ。まだ多様な声がたくさん上に上がらない意見があると、しっかりと国会に行って述べていきたい」
また26日は党本部から小川淳也幹事長が応援に駆け付け、自民党の政治と金の問題を批判したうえで、参議院でも自公の過半数割れを目指すと述べました。
【立憲民主党 小川淳也幹事長】
「野党の足並みが完全にそろわない大きな理由は、参議院で自公がなお過半数を持っていることであり、そこを突破することで、いよいよ本格的に衆参両院足並みをそろえて政治を変えていくことができる」
小川幹事長は「鎌田さんは国を変える存在になる」と支持者らに訴え、こちらも全員で頑張ろうコールをして団結を図りました。
『日本維新の会 熊本県総支部』は26日役員会を開き、今回の参院選について『自主投票』とすることを正式に決定しました。
県総支部は当初、立憲民主党・新人の鎌田聡さんを「自主支援する」と発表していましたが、後日「正式な決定ではない」として白紙撤回し、党本部の意向を確認した上で改めて発表するとしていました。
『自主投票』としたことについて、熊本県総支部の奥下剛光代表は「全国の同様のケースも鑑みて決定した。党としては比例票の掘り起こしに力を注ぐ」と述べました。
【日本維新の会 熊本県総支部 奥下剛光代表】
「『自主支援』ではなく、『自主投票』なので、あくまでも。『自主支援』はやめてほしいと。マイクを握ったりとかっていうのはしないでください、というのは(役員会で)伝えた」
参院選 熊本選挙区にはこのほか参政党・新人の山口誠太郎さんも出馬を表明していて、27日熊本市内で決起集会を開く予定です。