6月25日の北海道内は、オホーツク海側を中心に7地点で34℃を超えるなど、6月としては記録的な暑さになった。

この暑さで、札幌市中心部では、人の流れにある異変が起こっている。

午後1時半ごろ、北海道北見市では34.9℃を記録。

北海道内は、2日連続で、全国で最も厳しい暑さとなった。

「暑いね」(北見市民の母親)

「あついね」(北見市民の子ども)

「体が慣れないです」(北見市民の母親)

34.9℃を記録し厳しい暑さとなった北見市
34.9℃を記録し厳しい暑さとなった北見市
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「やっぱり外は日中は出られないですね。今年は湿度も高いような気がします」(北見市民)

オホーツク海側の滝上町や遠軽町、札幌市手稲区でも34℃を超え、北海道内15地点で6月としては記録的な暑さになった。

地面近くが揺らいで見えるほどの暑さになった
地面近くが揺らいで見えるほどの暑さになった

札幌市中央区でも33.1℃と、6月としては観測史上2番目の暑さに。

そんな暑さで、賑わっていたのが―

4日前に利用開始となったウォーターガーデン。

「つんめたっ!風邪ひいたみたいに、おしりがシビる!」(子ども)

子どもたちは水遊びで涼む
子どもたちは水遊びで涼む

ここでは、地下水を井戸を使って汲み上げて使っているため、水が冷たいのが特徴で、午前中から涼をもとめる家族連れで賑わっていた。

「天気予報で32℃って出ていたので、もう水遊びしかないかなと思って来ました」

「たのしかった」(ともにウォーターガーデンを利用する親子)

ウォーターガーデンに訪れた親子
ウォーターガーデンに訪れた親子

また、記録的な暑さで札幌市中心部では人の動きに異変も―

「大通公園です。手元の温度は36℃。日差しが強く、厳しい暑さです」(吉村直人記者)

あまりの暑さに、日向のベンチなどに人の姿はなく―

歩いている人の流れも、少なく感じられた。

6月末に早くも36℃を示す温度計
6月末に早くも36℃を示す温度計

少しでも涼しい場所を求めて

一方で、同じ時間の地下歩行空間にいくと、大勢の人が行き交っていて、温度は27℃ぐらいだった。

「だいぶ涼しいですね。ずっと地下ばかりで移動しています」

「ちょっとクーラーも効いているので涼しいですね」(ともに地下歩行空間の利用者)

日差しを避け人が集まる地下歩行空間
日差しを避け人が集まる地下歩行空間

暑くても“温かいそば”が人気

そんな札幌市の地下で50年以上、営業している立ち食いそばのお店では、6月から冷たい麺の提供を始めました。

しかし―

「温かいワカメそば。塩分の補給で」(客)

取材中、お客さんが注文しているのは、“温かいそば”ばかり。

札幌地下で営業している立ち食いソバ
札幌地下で営業している立ち食いソバ

「(Q:冷たい物の注文多い?)でもどっちかっていったら温かいそばが多い。9対1ぐらい」

「(Q:そんなに皆さん温かい方を?)そうそう、温かいの」(ともに店員)

冷房が効いた地下でアツアツの一杯…暑さに負けないための“体の整え方”なのかもしれない。

暑さと裏腹に「温かいそば」が売れている
暑さと裏腹に「温かいそば」が売れている

6月26日も、北見市では30℃を超える暑さとなる見込みで、体調管理に注意が必要だ。

道内では21人が熱中症疑いで搬送
道内では21人が熱中症疑いで搬送
北海道文化放送
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