障がいのある人も安心して投票できる環境づくりのため、那覇市選挙管理委員会は視覚障がい者用の補助具の貸し出しを始めます。
那覇市選挙管理委員会が来月の参院選と市議選から貸し出しを始めるのは、候補者の名前を書く部分がくりぬかれたクリアファイルで、触るだけで記入箇所を把握することができます。
視覚障害者を支援するＮＰＯ法人が2年前から市へ申し入れ、導入が実現しました。
NPO法人ロービジョンライフ沖縄 本永美代理事長：
あいている場所がどれか確認できるというのが非常に分かりやすくて思っていたよりも枠が大きくて書きやすいなと思いました。自分で書いた投票という実感が湧きました
那覇市は点字投票と代理投票を導入していますが、点字については習得していない人もいることや、代理投票については投票の秘密が守られているか不安視する声も上がっていたということです。
市選管は、一人でも多くの不安を取り除き、投票所に足を運んでもらえるような環境づくりを目指すとしています。
