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プレスリリース配信元:Ubie株式会社
Ubie株式会社(本社:東京都中央区、共同代表取締役:阿部吉倫・久保恒太、以下「Ubie」)は、早くも熱中症が懸念される状況を受け、月間1200万人以上が利用する症状検索エンジン「ユビー」(以下、「ユビー」)における「熱中症」に関連する検索や症状について分析しました。その結果、前月(2025年5月)と比較して熱中症関連不調の検索件数が1.5倍に急増(*1)しており、特に「37.5℃以上の発熱」「頭痛」「だるさ」といった症状が多く検索されていることがわかりました。
■ 「ユビー」で熱中症関連不調の検索数が5月比1.5倍に急増
「ユビー」は生活者の適切な医療へのかかり方をサポートする受診支援サービスです。いつでもどこでも気になる症状から、関連する病名と適切な受診先を調べることができます。2025年5月と2025年6月1日~17日を比較したところ、5月と比較して熱中症に関連する不調の検索数は1.5倍、症状検索の結果「熱中症」と表示された数は1.3倍と、6月に入り急増しています。
梅雨にもかかわらず晴れの日が続き、6月17日15時までの最高気温は、例えば甲府市で38.2℃と6月中旬としては最も高く、体温超えの暑さとなるなど、6月として異例の暑さが長期戦となりそうな予報です。これは、体が慣れていない時期の急な暑さにより、早くも熱中症の危険が高まっていることを示唆しています。
*1 日平均の比較
*2 出典:tenki.jp: https://tenki.jp/forecaster/t_yoshida/2025/06/17/34166.html
■熱中症に関連する主訴TOP3は「37.5℃以上の発熱」「頭痛」「だるさ」
熱中症関連不調でユビーを利用した方が、最も気になる症状として入力した症状のTOP3は以下の通りです。1位:37.5℃以上の発熱
2位:頭痛
3位:だるさ(全身倦怠感)
「発熱」は熱中症の主要な症状の一つであり、「ユビー」上で最も多く検索されています。 これらの症状は、熱中症の初期段階で現れやすいにも関わらず、風邪や疲れなどと見分けがつかず、見過ごされがちな不調です。
■ 「夏風邪?」「お腹の調子が悪い?」見過ごされがちな熱中症の意外なサイン
上記以外にも、他の疾病と間違えられやすい意外な症状で、熱中症疑いとなる事例がありました。・「便がゆるい・下痢をしている」
脱水によって腸の動きが変化したり、体内の水分バランスが崩れたりすることで起こることがある。
・「発熱と解熱を繰り返している」
体温調節機能の異常により、一時的に熱が下がっても再び上昇することがある。
・「全身が痛む」
筋肉の痙攣や炎症、脱水による血行不良などが原因で、全身に痛みを感じることがある。「体がだるい」だけでなく、具体的な痛みを伴う場合も注意が必要。
これらの症状は、熱中症の初期段階や軽度な段階で現れることがあり、見過ごしてしまうと重症化につながる危険性があります。特に、高温多湿の環境にいた後や、大量に汗をかいた後にこれらの症状が現れた場合は、熱中症を疑い、涼しい場所での休息や水分・塩分補給などの適切な対応をとることが大切です。
気になる不調はこちらからチェックできます。
https://ubie.app/lp/search/heatstroke-d278
■ 熱中症とは? 知っておきたい基礎知識と最新の傾向
熱中症は、高温多湿な環境下で体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能が正常に働かなくなることで発症します。症状は重症度によって異なり、軽症ではめまいや立ちくらみ、筋肉痛、汗が止まらないといった症状が現れます。中等症になると頭痛や吐き気、倦怠感が加わり、重症になると意識障害やけいれん、高体温など、命に関わる危険な状態に陥ります。総務省消防庁の発表によると、令和5年(5月~9月)の全国における熱中症による救急搬送者数は91,467人で、これは調査開始以降で2番目に多い数字でした。熱中症の約4割は室内で発生しており、特に高齢者は注意が必要です。また、日中だけでなく夜間や睡眠中に発症する「夜間熱中症」も問題となっています。寝ている間は水分補給ができず、エアコンの使用を控えることで室温が上昇し、知らず知らずのうちに脱水症状が進むため、就寝前の水分補給や適切な室内温度の管理が重要です。
こちらにも熱中症についての情報をまとめておりますのでご参照ください。
https://ubie.app/byoki_qa/diseases/heatstroke
(出典:環境省令和7年度熱中症特別警戒アラート及び熱中症警戒アラート https://www.env.go.jp/press/press_04773.html / 環境省「熱中症予防情報サイト」https://www.wbgt.env.go.jp/ / 厚生労働省「熱中症予防のための情報・資料サイト」 https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/ )
■ Ubie株式会社 在籍医師 平松 由布季(総合内科)による解説
その不調、もしかして熱中症かも? 見過ごされがちなサインと賢い対処法「37.5℃以上の発熱」が熱中症を疑うきっかけとしてよく知られていますが、実はこの「発熱」を単なる夏風邪や疲れと見過ごしてしまうことが、重症化の第一歩になりかねません。さらに、注目したいのは、一見熱中症とは結びつきにくい「下痢」や「全身の倦怠感・だるさ」といった症状もあるということです。これらが上位に挙がっていることからも、熱中症が多様な形で現れる複雑な病気であることが分かります。そして、熱中症は屋外だけでなく、エアコンの効いた室内でも増加傾向にあります。「まさか私が?」と思うような場所でも、誰にでも起こりうるのが熱中症なのです。
なぜ熱中症になるの? 「暑さ」と「体調」の深い関係
熱中症は、単に「暑いからなる」というわけではありません。周りの環境(気温や湿度、日差しなど)と、私たちの体調(水分が足りているか、暑さに慣れているかなど)が複雑に絡み合って起こります。私たちの体には、体温を一定に保つための素晴らしい仕組みが備わっています。例えば、体温が上がると、汗をかいてその汗が蒸発する時に体から熱を奪ったり、皮膚の血管を広げて血液をたくさん流し、体の中から熱を外へ逃がしたりして、一生懸命体温を下げようとします。しかし、体が水分不足(脱水)になると、この大切な体温調節の機能がうまく働かなくなってしまいます。汗をかきにくくなったり、皮膚に血液が流れにくくなったりして、熱をうまく逃がせなくなってしまうのです。これが、熱中症のリスクを高める大きな原因の一つです。さらに、外の気温が体温よりも高かったり、湿度が高すぎて汗が蒸発しにくかったりすると、体はますます熱を逃がしにくくなってしまいます。環境の危険度を知るには、「暑さ指数(WBGT)」という指標が役立ちます。これは気温だけでなく、湿度や日差しなども考慮したもので、この指数が高くなると熱中症のリスクが上がります。テレビやインターネットで今日の暑さ指数を確認する習慣をつけるのも良いでしょう。
「あれ?」と思ったらすぐ対処! 症状のサインを見逃さないで
熱中症の症状は、その「組み合わせ」と「環境」を総合的に判断することが大切です。
もし、暑い環境にいた後や、大量に汗をかいた後に、先に挙げたような症状(発熱、下痢、全身の倦怠感、だるさなど)が現れたら、熱中症の可能性を疑ってください。
「もしかして?」と感じたら、ためらわずに以下の応急処置を行いましょう。
1. 涼しい場所に移動する:エアコンの効いた室内や風通しの良い日陰などへ
2. 体を冷やす:衣服を緩め、首の周りや脇の下、足の付け根など太い血管が通っている場所を冷たいタオルや保冷剤で冷やします
3. 水分・塩分を補給する:意識がはっきりしていれば、スポーツドリンクや経口補水液などを少しずつ、こまめに飲みましょう。水だけだと体に必要な塩分が不足してしまうことがあります
これらの対処をしても症状が改善しない場合や、吐き気、けいれん、意識の異常(呼びかけに反応しない、ぼーっとしているなど)が見られる場合は、ためらわずに医療機関を受診してください。緊急性が高い場合は、迷わず救急車を呼びましょう。
賢く活用!デジタルツールと予防策でリスクを減らそう
「見過ごされがちな症状」や「自己判断の迷い」をサポートしてくれるデジタルツールを活用してみるのも一つの手です。受診するか迷った時、忙しくて時間が取れない時など、スマートフォンのアプリで症状を入力すると、熱中症との関連や可能性などを調べられるものもあります。「まさか熱中症だとは」という油断を防ぎ、早期に適切な行動をとることで、重症化のリスクを大きく減らすことができます。また、予防策として近年注目されているのが「日傘」の活用です。最近では男性も抵抗なく使えるような、シンプルでおしゃれなデザインが増えているのもその背景からではないでしょうか。直射日光を避けることで体感温度を大きく下げ、熱中症リスクを軽減できます。
熱中症は、正しく知り、適切に行動すれば防ぐことができる病気です。ご自身の体調と周囲の環境に意識を向け、賢く夏を乗り切りましょう。
■ ご取材について
以下の取材をアレンジ可能です・Ubie在籍の専門医への取材(気象病・季節性体調不良について)
・実際にUbieをご利用いただいているユーザーへの取材
「まさか自分が…」という体験談や、「ユビーで調べて助かった」といった具体的なエピソードをお持ちのユーザー様もいらっしゃいます。
ご希望のメディア様は、下記連絡先までお気軽にお問い合わせください。
【生活者向け 症状検索エンジン「ユビー」について】
「ユビー」は生活者の適切な医療へのかかり方をサポートする受診支援サービスです。いつでもどこでも気になる症状から、関連する病名と適切な受診先を調べることができ、かかりつけ医等地域の医療機関や適切な受診行動を支援します。「Google Play ベスト オブ 2023」の「優れた AI 部門」大賞を受賞しました。2025年1月時点で、月間1200万人以上の方々に利用いただいています。
▼日本版二次元コード

日本語版URL:https://ubie.app/
US版URL:https://ubiehealth.com
※ユビーは医療情報の提供のみを行っており、医学的アドバイス、診断、治療、予防などを目的としておりません
【Ubie株式会社が提供するサービス一覧】
▽生活者向け 症状検索エンジン「ユビー」
日本版:https://ubie.app/
US版:https://ubiehealth.com
▽医療機関向け「ユビーメディカルナビ」
https://intro.dr-ubie.com/
▽医療機関向け「ユビーメディカルナビ 生成AI」
https://intro.dr-ubie.com/hospitals/generativeai_lp
▽製薬企業向け「ユビー for Pharma」
https://ph-ubie.com/
【Ubie株式会社について】
「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、症状から適切な医療へと案内する「ユビー」と、診療の質向上を支援する医療機関向けサービスパッケージ「ユビーメディカルナビ」等を開発・提供。誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めています。
所在地 :〒103-0023 東京都中央区日本橋本町三丁目8番4号 日本橋ライフサイエンスビルディング4 5F
設立 :2017年5月
代表者 :共同代表取締役 医師 阿部 吉倫・共同代表取締役 久保 恒太
URL :https://ubie.life
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