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プレスリリース配信元:株式会社チェリービー

採用動画や採用ウェブサイトは学生に届いているのか?──中小企業の採用支援に取り組むチェリービーが、企業と学生の“情報のすれ違い”を可視化するレポートを発行




採用広報の「当たり前」が、信頼を損ねているかもしれない
中小企業の人材不足が深刻化する一方で、採用動画や採用サイトに多くの費用がかけられています。しかし、それらのコンテンツは、本当に求職者に届いているのでしょうか?
映像制作会社の株式会社チェリービー(埼玉県さいたま市、代表取締役:山口正人)は、2025年卒予定の学生16名に対して就職活動に関する個別インタビューを実施。その結果、学生の多くが「演出感のある採用動画には共感できない」と語り、企業が発信する情報と学生の期待との間に大きなギャップがあることが明らかになりました。

■ レポート公開ページ
【就活インサイトレポート】16名の学生インタビューから見えてきたリアルな就職観
https://cherrybee.tv/document/recruitment-report/
「動画が志望度を左右する」88.6%─企業は発信の質を見直す時期に



マイナビ「中途採用・転職活動の定点調査」(2024年2月)の調査によると、求職者の88.6%が「企業のリアルな情報を動画で見て志望度が上がる」と回答しています(図7より)。 にもかかわらず、採用活動に動画を活用している企業は全体の3割程度にとどまり、学生の期待と企業の発信のあいだに明らかなギャップがあることが浮き彫りになっています。

※参考出典:マイナビ「中途採用・転職活動の定点調査」2024年2月公表
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20250228_93406/
採用動画に潜む“3つの落とし穴”──共感ではなく「違和感」を与えてしまう構造とは



【就活インサイトレポート】に収録された学生16名の声から、企業が“好印象を与えよう”として制作した採用動画や広報コンテンツが、かえって“違和感”や“不信感”を生んでいる実態が見えてきました。

学生たちのコメントには、以下のような傾向が繰り返し見られます:
・「社員が“言わされている”ようなコメントだと不信感がある」
・「制度よりも、どんな人がいて、どんな空気感なのかが大事」
・「会社の“実像”が見えないと、自分に合うか判断できない」
・「動画がきれいすぎると、かえってリアルに感じない」

企業側が「丁寧に構成した」「しっかり伝えた」と思っている情報が、学生側には“つくられた印象”として受け取られてしまう。この認識のズレこそが、採用ミスマッチや早期離職、内定辞退の温床になっている可能性があるのです。
「台本的な演出」、「職場の空気が感じられない編集」、「学生の関心とズレた情報構成」──これが、採用動画に潜む3つの落とし穴です。
就活インサイトレポートが提示する“課題とヒント”
本レポートは、企業と学生の間にある「伝えたい情報」と「知りたい情報」のズレを可視化し、採用メッセージの再設計を促すことを目的に作成されました。
2024年秋~冬にかけて、関東圏を中心とした大学生16名(企業就職希望13名/教職志望3名)に対し、一対一の個別インタビューを実施。学生の価値観や行動パターンを深く掘り下げた、質的調査の結果に基づいています。




■ 主な構成トピック(抜粋)

・採用スケジュールの早期化と、情報過多・情報不足のジレンマ
・制度より“人間関係”や“雰囲気”を重視する学生の視点
・採用動画に求められる評価基準
・企業が発信する情報への疑い
・学生タイプ別に異なる「響く情報」
・「整えられた情報」よりも“リアルな職場像”が欲しいという声

調査を通じて明らかになったのは、“本音”と“リアル”こそが、企業と学生の相性を見極める決定的な材料であるという気づきです。いま必要なのは、飾られた情報を伝えることではなく、等身大の企業像と誠実な情報発信によって、納得感のある出会いを生み出すことではないでしょうか。
■ 会社概要・サービス紹介



株式会社チェリービーでは、中小企業の採用課題に対応するため、動画・Web・写真を一体化した採用支援サービス「ビジョンストーリー(R)」を展開しています。本レポートは同サービスの開発や映像設計にも反映されており、「企業の本質を、リアルに・誠実に伝える」採用活動の土台となることを目指しています。

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