活発な梅雨前線の影響で、23日は西日本から北日本の広い範囲で朝から強い雨となった。

23日朝、京都市内で撮影された映像でには、車のフロントガラスに打ち付ける激しい大粒の雨が。撮影した人によると、雨は「一気に降り出し、滝に踏み込んだようだった」という。

滋賀・守山市では無数の稲光が捉えられた。目撃した人は「空が全体に光っていたのと『ドンッ』と響くような感じ。すごく音が大きかったのが怖かった」と話した。

また、兵庫・神戸市では、強い横殴りの雨で傘が壊れる人も。
大阪・関西万博の会場も、地面にたたきつけるような豪雨に見舞われ、走って避難する人が見られた。

岐阜・高山市では1時間に54.5mmの激しい雨を観測。市内を流れる川は増水し、濁流となった。
復活した梅雨前線の影響で、全国の広い範囲で大気の状態が不安定になり、関東でも激しい雨が降った。埼玉・行田市では、車道から歩道を通って低いところへと水が流れ、滝のようになっていた。

そうした中、23日午前9時に小笠原近海で台風2号が発生。
今後北上し、東日本に近づき、25日の朝までに熱帯低気圧に変わる見通しだが、大雨をもたらす恐れがある。
25日にかけ、関東で雨や風が強まる可能性もあり、警戒が必要だ。
(「イット!」6月23日放送より)
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