6月23日の慰霊の日で平和の礎は建立から30年の節目を迎えます。戦争で命を落とし平和の礎に刻まれた24万人の名前が、国の内外、地域を問わずインターネットで検索できるようになりました。

1995年、糸満市摩文仁に建立された平和の礎には国籍や軍人、民間人を問わず沖縄戦などで犠牲となった24万人あまりの名前が刻まれています。

これまで刻銘者を確認するには平和祈念公園内にある検索機や沖縄県への問い合わせに限られていましたが、19日新たに運用が始まったシステムでスマートフォンやパソコンで世界中どこからでも検索できるようになりました。

玉城知事:
このシステムを通して平和を希求する沖縄の心をより一層強く、世界に発信してまいりたいと考えております

氏名や生年月日、出身地などから検索することができ、英語や中国語、スペイン語など多言語に対応しています。

23日の慰霊の日に執り行われる戦後80年の節目の沖縄全戦没者追悼式には、県内からの参列のほか、国連の軍縮担当上級代表の中満泉事務次長や2024年ノーベル平和賞を受賞した被団協の田中重光代表委員が参列する予定です。

追悼式は午前11時50分に始まり、正午に黙とうが行われるほか、玉城知事の平和宣言のあと伊良波小学校6年の城間一歩輝さんが「平和の詩」を読み上げます。

沖縄テレビ
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