イスラエルによる先制攻撃から1週間。激しい攻撃の応酬は今も続いている。中東情勢がさらに緊迫の度を増す中、複雑な思いを抱えながら日本で暮らすイスラエル人男性がいる。

両親や家族はテルアビブ近郊に…毎日のようにイランのミサイル

「危険な状態なので両親に家族、友だちを心配している」と話すのは、ヤルデン・ヤトコブスキーさん(27)。

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相撲の力士になることを夢見て3年前に来日。現在は横綱・豊昇龍がいる立浪部屋などに体験入門し、自主的な稽古を続けている。

イスラエルにいる両親や家族はテルアビブ近郊に住んでいて、毎日のようにイランのミサイルが付近に飛んできているという。

ヤルデンさんは「同級生の家にミサイルが落ちてきたから、いつもより心配になっています」と話す。

「4歳のとき一目惚れ」独学で日本語、自作ちゃんこ鍋で体作り

2022年2月にFNNがテルアビブ近郊の自宅でを取材した際には「4歳のとき初めて相撲を見て、一目惚れしました」と語っていたヤルデンさん。

独学で日本語を覚えたという
独学で日本語を覚えたという

独学で日本語を覚え、自作のちゃんこ鍋で体をつくり、力士になることを目指していた。

ところが、兵役や新型コロナの影響でなかなか来日することができないまま、新弟子検査を受けられる年齢を超えてしまった。

新弟子検査を受けられる年齢を超えてしまった
新弟子検査を受けられる年齢を超えてしまった

それでも、ヤルデンさんは、力士になる夢をあきらめてはいない。

ヤルデン・ヤトコブスキーさん:
お相撲さんになりたくて、家族もずっと小さい頃から応援してもらっているので、成功するところを見せたいと思います。

特例で入門を認めてもらおうと、ヤルデンさん立ち上げたサイトには、すでに1万人以上の署名が集まっているという。
(「イット!」 6月20日放送より)

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