立憲民主党の野田代表は19日午後、日本維新の会の前原共同代表と会談し、石破内閣不信任決議案の今国会への提出を見送る方針を伝えた。会談後に前原氏が記者団の取材に対し明らかにした。
野田氏は前原氏に対し、アメリカのトランプ関税について石破首相が対峙しているときに政局にすべきではないとの考えや、イスラエルとイランの攻撃の応酬による中東の緊迫とアメリカの参戦もありうる状況などを踏まえ、総理経験者として今は政治空白を作るべきではないとの判断を伝えたという。
前原氏は、維新の吉村代表に連絡し「私個人の意見として、総理経験者としての判断は重みがある」と野田氏の判断を尊重する考えを示した。