2024年、養殖サンゴの多くが死んだ久米島で先週サンゴが産卵の時期を迎えました。
島を囲む豊かな海を取り戻そうと関係者たちが力を尽くしています。
サンゴ養殖部会ゆらゆらと海の中を漂うのはサンゴのたまご。
14日、久米島の島尻湾にあるサンゴの養殖場で撮影されたウスエダミドリイシの産卵の様子です。
久米島サンゴ養殖部会 伊関亜里砂部会長:
自分たちも取り巻かれるサンゴの渦の中に。とてもすごく幻想的で
撮影した久米島漁協のサンゴ養殖部会では6年前から白化現象と戦いながらサンゴを育てていて、2024年は養殖サンゴの6割が死ぬ最も深刻な状況だったそうです。
久米島サンゴ養殖部会 伊関亜里砂部会長:
今年は本当に産卵するかどうか大丈夫かなという不安がありながらもその中で生んだので、いつもみていた以上に今年は産卵したことが嬉しくて。無事に産卵してくれたんだとホッ安心した感じではあります
養殖場では現在およそ1500群体のサンゴが育っていて、久米島サンゴ養殖部会は島の周りが昔のような豊かな海に戻るよう活動を続けていくことにしています。