アメリカ・テネシー州で5月31日、ペットのシマウマが飼い主宅を抜け出し、道路脇を全力疾走する様子が撮影された。その後、ドローンによる捜索が行われ、脱走から1週間以上が経った8日、牧草地で無事捕獲された。シマウマがヘリでネットに包まれ、空中輸送される姿が話題となっている。

脱走シマウマが疾走…道路封鎖する騒ぎに

1頭のシマウマが、道路沿いの草むらの中を猛スピードで走っている。つまずきながらも走り続けるシマウマに、撮影者は驚きを隠せない。

撮影者：
シマウマがいるわよ！オーNO！！

この映像が撮影されたのは、5月31日、アメリカ・テネシー州だ。映像はシマウマが車の前を横切ったところで終わるが、シマウマの出没を受け道路は一時的に閉鎖された。

実はこのシマウマは野生ではなく、飼い主の家から脱走したペットだった。性別、年齢は分かっていないが、名前は「エド」で、その姿は、あちらこちらで目撃されていた。

住宅街に設置された監視カメラの映像には、パカパカと音を立てながら、住宅街を歩き回る様子が映っている。

牧草地で無事捕獲…ヘリで空中輸送

地元当局は、ドローンなどを使って捜索を実施した。

脱走から1週間以上が経った8日、エドは牧草地で無事捕空中輸送されるエド獲された。

ヘリコプターでの姿を捉えた映像を見ると、ネットに包まれ頭を突き出しながら空を飛んでいる。映像を見る限り暴れる様子などはなく、大人しく運ばれている。

その後、エドは待機していた動物用のトレーラーに戻された。

テネシー州ではシマウマをペットとして、飼うことは法律で認められている。捕獲されたエドの容体や、飼い主と再会できたのかなどについては分かっていないが、ヘリコプターに吊るされ空を飛んでいるエドの姿が全米で話題になっている。
（「イット！」6月9日放送より）