岩手県盛岡市は、市内の飲食店でフグを食べたことによる食中毒が発生したと発表しました。
市は、この店を6月7日から2日間の営業停止処分としました。
食中毒が発生したのは、盛岡市本町通にある飲食店「ふじわら」です。
盛岡市保健所によりますと、5日の夜、この店でフグ料理を食べた4人グループのうち3人が脱力感、手や指のしびれ、呼吸が苦しいなどの症状を訴えたということです。
このうち1人は6日に救急搬送されましたが、3人とも回復に向かっているということです。
保健所は患者の症状やフグの毒があるとされる部位も提供されていたことから、この店のフグ料理を原因とする食中毒と判断しました。
フグの肝臓や卵巣などの有毒部位の提供は、食品衛生法で禁止されています。
また、盛岡市内で業務としてフグの処理を行う場合は、県の認定を受ける必要がありますが、この店は受けていなかったということです。
保健所は、この店の営業を7日から2日間の営業停止処分としました。