6月6日、関西各地で真夏日となりました。

海に向かって元気にかけだす子供たち。近畿の日本海側、兵庫県新温泉町では海開となりました。

【子供たち】「つめたい!」「すずしいし、たのしい」

6日、関西は暑~い一日に。兵庫県豊岡市では31.9度を記録。

奈良市では30.5度と、各地で真夏日となりました。この暑さで鹿ものどが乾きます。


■京都で“32度” 観光客は「帰りたい」「死んじゃう」

観光客が多く訪れる京都市では…

【記者リポート】「手元の温度計では32度を越えています。強い日差しが照り付けています」

【観光客】「愛知より暑いかも。帰りたいかも」

【観光客】「暑いです。ぞっとしますね。死んじゃう」

暑いイメージがついている京都。実は去年は、6月からの3カ月間で真夏日の日数は71日と、沖縄を除いて最多、暑さが厳しい街なんです。

そんな日に食べたくなるのが冷たい「かき氷」。この時期からかなりの人気が出ているようです。

【お客さん】「ちょっと暑かったので、こちらおいしいので食べに来ました。年々暑くなるのが早くなってるみたいです」

【お客さん】「夏は耐えられないくらい暑いから…氷を毎日食べないと」

■梅雨入りカウントダウン 「大雨と暑さに警戒!!」

これから暑い日が続きそうですが、もう一つ気になるのが『梅雨』です。

じめじめとした日が続く梅雨は一体いつ訪れるのか。気象予報士の片平さんに解説してもらいます。

Q:梅雨入りはいつになりそうですか? 

【片平気象予報士】「秒読み段階です」

「最新の週間予報をご覧ください。あす7日(土)までは晴れそうですが、8日(日)から紀伊半島で雨が降り出して、9日(月)以降はしばらく雨が続きます」

「梅雨入りは8日(日)か9日(月)でしょう。もうあと何日もありません。早めの備えが必要になります」

Q:今年の梅雨の傾向はどうなりますか?

【片平気象予報士】「ひと言でまとめると『大雨と暑さに警戒』です」

「まず雨に関してですが、皆さん、梅雨に入った最初の頃はしとしと弱い雨が降るイメージがあるかと思いますが、今年は早い段階で大雨が降る恐れがあるようです」

Q:例えば(梅雨入りすぐの)9日や10日から一気に大雨が降る可能性もあるのですか?

【片平気象予報士】「今の所、近畿地方はそこまでではありません」

「しかし、例えば九州の北部などでは、9日・10日あたりに大雨警報が出るような恐れがあるという予告が気象台から出ているぐらいなので、梅雨に入った途端にいきなり大雨という恐れもあります」

「暑さに関しても、6月の内は梅雨寒みたいなイメージがあるかもしれませんが、それはいったん払拭してください。7月の梅雨の蒸し暑い状況、それが6月から起こるような状況になりそうです。雨と暑さにしっかりと備えてください」

■気候変動で梅雨の状況も変化 早めの対応を!

【片平気象予報士】
「なぜそんな状況が予想されるかというと、夏の太平洋高気圧が、ことしはどうも日本の南の方でいつもより強い。夏の高気圧が強いということは、いつもより暑いということです」

「夏の高気圧の周りの湿った空気の流れ込み、これも高気圧が強いせいで流れ込んできて、それが雨雲の材料になりますから、真夏になる前の梅雨前線の活動が湿った空気によって活発になるということで、暑いし雨も心配な状況になってきそうです」

「気候変動で変わってきていますから、過去の経験そのままではなく、『状況が変わってきている』ということを踏まえ、行動も早め早めに対応して欲しいです」

(関西テレビ「newsランナー」2025年6月6日放送)

関西テレビ
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