移動手段を持たない高齢者も地域の集まりに参加できるようにしようと、大分県国東市で6日高齢者を安全に送迎するための講習会が開かれました。

◆講習会の様子
「乗り降りの場面で足が上がり切っていないのに閉めたら足を挟んだりとか」

これは、国東市安岐町西安岐地区の民生委員などで作る「にしあき元気会」が開催した講習会です。

西安岐地区では、月2回、昼食会を開いていますが、自宅からの移動手段がなく、参加できない高齢者がいます。

このため、にしあき元気会では高齢者の移動手段として、国や自治体への許可や登録が不要な「無償運送」による送迎支援を始めることにしました。

6日、運転手役を担う人たちや別の地区で買い物支援をしている人など60代から70代のあわせて15人が参加しました。

講習会では、自動車学校の指導員から安全運転のポイントを学んだほか、理学療法士が高齢者を車に乗せる際の注意点を伝えていました。
◆参加者
「ちょっとしたことでも躓いたり、杖をついているのが斜めになったりした時の、見落としをしないようにドアの閉め方開け方から気を付けていきたい」

6月13日から、6日に講習を受けた運転手が昼食会に参加する主に80代から90代の人たちの 送迎支援を始める予定だということです。

テレビ大分
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