JR大分駅前で進む再開発。貸し会議室大手のTKPはホテル事業も手掛けています。
255の客室を備えた12階建てのアパホテルを建設中で、オープン日は12月3日を予定していることを6日、明らかにしました。
大分の街づくりにも積極的に関わるTKP。実はサッカーJ2・大分トリニータの運営会社・大分フットボールクラブの筆頭株主です。
5日、河野社長はクラブの小澤正風社長とともに大分市役所を訪れました。
河野社長が思い描く構想が、大分市中心部にサッカー専用スタジアムを開設すること。
2025年3月のトリニータの試合ではゴール裏に特別席を設置し、専用スタジアムを疑似体験できる実証実験を実施しました。
この時行った観客へのアンケートでは約6割が今のドームとは別の場所への専用スタジアムを希望したということで、足立市長にその結果を伝えたといいます。
◆TKP 河野貴輝社長
「非常にニーズがあるということが分かった。スポーツコンテンツは日本中、 世界で見ても非常に注目されている。これを使って地方創生、大分が再生して、さらに輝かしい都市になればと思っている」
河野社長の案の一つが大分駅から約3キロほどの場所にある市営陸上競技場、ジェイリーススタジアムを改修することです。
ただ、この案に対し大会や練習場所として使用している陸上競技の関係者からは懸念の声も挙がっています。
市営陸上競技場は開設から60年が経ち、老朽化も進んでいることなどから、市は2025年4月にプロジェクトチームを立ち上げ、今後の在り方を検討しています。
検討はサッカー専用スタジアム構想を含めて、幅広く行うことにしていて、結論は2025年度中には出したいとしています。