5月、東京都立川市の小学校で男2人が暴れた事件を受け、6月4日北海道・江別市の学校でどう対応すればいいか、訓練が行われた。

小中学校の教職員が“不審者対応訓練”

「息子がいじめらてるんだって!つらいんだって!」(保護者役の男性)

「分かります、落ち着いて」(教職員)

「通してくださいって!」(保護者役の男性)

訓練は、5月8日東京都立川市の小学校で授業中に男2人が教室に侵入し教職員らに暴力をふるった事件を受けて行われた。

「息子がいじめられている」と中学校に相談に来た親が暴れたという、立川市の事件をふまえた想定だ。

江別市内の中学校では実際に同じようなことが起きていた。

「保護者の父親が怒鳴り込んできて、職員室で私の名前を呼んで『出せ』と言われたことはあった。職員全員で対応した」(訓練に参加した教職員)

不審者役がナイフを持ち登場
不審者役がナイフを持ち登場
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訓練には江別市内の小中学校の教職員約60人が参加した。

不審者に腕をつかまれたらどうするのか。

教職員は2人1組になり警察官から暴れる不審者への対応の方法などを教えてもらった。

「マニュアルはあるんですが、正直言うとそこまでこのような形の訓練ではなくて、4月当初に動きを確認するぐらいの形になっているので今回良い機会だったなというふうに思っています」(訓練に参加した教職員)

教職員らが不審者対策を実践
教職員らが不審者対策を実践

「(訓練を)やった人だけじゃなく見ている人も実際にやってみると考えている以上に体が動かないと思うので、みんなが訓練できて、さすまたなどを使えるようだといい」(道警の担当者)

また警察は普段から子どもたちも防犯ブザーなどを持ち歩き、不審者に遭遇したときに備えるよう呼びかけていた。

道警の担当者
道警の担当者
北海道文化放送
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