兵庫県議への名誉棄損や威力業務妨害の疑いで書類送検された、NHK党の立花孝志党首。
4日午後、FNNの取材に応じ、奥谷謙一県議の自宅兼事務所の前での演説については、「適切な選挙運動の範ちゅう」などと脅迫について否定した。

「無罪を確信」自身のSNSに投稿

NHK党の立花孝志党首が、兵庫県議への名誉棄損や威力業務妨害の疑いで書類送検された。

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立花党首は自身のXに「予定どおりです!無罪を確信していますのでご安心ください」と投稿。
その真意について本人を直撃した。

兵庫県議への名誉毀損や威力業務妨害などの疑いで、4日に書類送検されたNHK党の立花孝志党首は、4日午後、FNNの取材に応じ、「私は無罪だと思いますが、最終的に検察が起訴し、私が無罪を主張し、それでも裁判所が有罪となれば、それは裁判所の判断に従うっていうこと」と話した。

兵庫県議会の奥谷謙一県議は2024年11月、NHK党の立花党首がSNSに「奥谷さんは悪人であり、兵庫県庁の元幹部が死亡した原因を隠ぺいしている」という趣旨の嘘の内容を投稿したことで名誉が毀損されたとして、刑事告訴していた。

また、2024年11月の知事選中に奥谷県議の自宅兼事務所の前で「ひきこもってないで出て来いよ」などと演説したことで業務を妨害されたなどとして、被害届を出していた。

「適切な選挙運動の範ちゅう」立花党首の主張とは

立花党首はこの演説について、次のように説明している。

NHK党・立花孝志党首:
約45分間ですね、演説させていただいたと。このことが脅迫ということなんですが、私は特に内容、演説、ボリューム、時間、どれにおいても適切な選挙運動の範ちゅうと。少なくとも脅迫罪を構成するような程度のもととは考えていない。
もう一つは税金を使って運営されている奥谷さんの事務所前ってこともそうですし、やったのも一度だけです。繰り返しやったわけでもないということ、選挙カーでなく拡声器一台のみのそんなに大きなものでも、音も大きなものでもない。そのへんのところを警察の方には陳述書という形で出している。

一方で、次のような主張も。

NHK党・立花孝志党首:
あの演説がもし脅迫というか、何らかの犯罪になるということであれば、かなり選挙の自由とか表現の自由がおかされる、脅かされると思いますし。
一方で、私は判断する立場にありません。やはり三権分立の中で立法府に身を置こうとしてる人間が、司法の判断がこれは有罪だということであれば、それは潔く、罪と罰、刑の執行、場合によっては刑務所にいくことも致し方ないという考えであります。

奥谷県議はFNNの取材に対し、「引き続き推移を見守りたい」とコメントしています。
(「イット!」6月4日放送より)