4日、全国445地点で25度を超える夏日となり、急な暑さで熱中症への注意が呼びかけられました。
高知・安田町では小学生たちが田植え体験。
悪戦苦闘しながら作業を進める児童たち。農家の人に教えてもらいながら1本1本丁寧に植えていました。
児童は「(Q.田植えはどう?)大変」と話しました。
高知市は真夏日となる最高気温31.4度を観測しました。
東京都心は3日の日中と比べ10度以上気温が急上昇。
夏日となる最高気温28.4度を観測しました。
夏の日差しのもと、都内にある公園では見頃を迎えたショウブを見ようと多くの人でにぎわっていました。
訪れた人は「長袖だとちょっと暑い」と話していました。
一方で、6月から義務化されたのは、屋外で作業する人など、職場での熱中症対策です。
公園の落ち葉などを清掃する作業員も対象となります。
東京都公園協会・岩本雅之さん:
(作業は)大体1時間くらいやってますね。1時間ちょっとやったら30分くらい休憩する形で対策してます。休み時間になるまで我慢するではなくて、自分で判断して水分補給してもらうように。
そんな中、真夏日に迫る最高気温29.1度を観測した群馬・前橋市。
ご当地グルメの「焼きまんじゅう」が有名ですが、まんじゅうに甘辛いみそダレをたっぷり塗って焼き上げるため、焼き場はまさにサウナ状態となります。
サーモカメラで見てみると、焼き台の前に立つ店長の顔、手や胸が40度以上を示す赤で表示されていました。
わぬき屋・大谷聡店長:
暑いですよ。ガス台の前に立つと熱風が来ますので、こまめな水分補給が大事ですね。日曜日は300~400本いくときはありますね。
40度を超える焼き場での熱中症対策とは…。
案内してもらったのは“クーラー部屋”。
エアコンが利いた冷えた部屋での水分補給です。
わぬき屋・大谷聡店長:
麦茶最高っすね。うちは麦茶でずっとやってますね。
焼きまんじゅうを買いに来たお客さんは、暑い時に熱い名物を食べることにこそ意味があるといいます。
お客さんは「夏に向けて熱いまんじゅうを食べて慣らしていく」と話していました。
この暑さのピークは7日まで続く見込みで、東京都心では6日と7日が真夏日に迫る29度の予想です。
体を暑さに慣れさせる暑熱順化を取り入れるなど、熱中症対策が求められます。