北海道東部で牛60頭以上を襲ったヒグマ「OSO18」が、エゾシカなどを主に食べる極度の肉食だったことが分かりました。

 道東を中心に牛60頭以上を襲って「怪物」「忍者」とも呼ばれ、2023年に駆除された「OSO18」。

 福井県立大学などが「OSO18」を含む北海道内のクマ約600体の骨を分析した結果、クマは本来は雑食ですが、「OSO18」は3歳から駆除された9歳まで継続してエゾシカなどを食べていた極度の肉食だったことが分かりました。

 「(シカの)死がいを見つけたら食べることが(通常の)やり方だが、年中食べているのが(OSO18の)特徴」(福井県立大学 松林順 准教授)

 理由は分かっていませんが、「OSO18」の活動エリアだった標茶町周辺で駆除されたクマでも同様の傾向がみられたということです。

北海道文化放送
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