天皇ご一家は、戦後80年にあたり、太平洋戦争の激戦地・沖縄を訪問するため、羽田空港を出発されました。愛子さまの沖縄訪問は初めてです。

午前9時半ごろ、皇居を出発した両陛下と愛子さまは羽田空港で特別機に乗り込み、沖縄へ向かわれました。

2日間の日程で、きょうはまず激戦地、糸満市の平和祈念公園を訪れ、戦没者墓苑を拝礼し、「平和祈念資料館」で戦争の記憶を語り継いでいる若い世代と懇談されます。

懇談相手の1人で、平和学習講師の仲本和さんは、修学旅行生などに対し、若い世代から語る必要性を感じています。

平和学習講師・仲本和さん(25):
上皇さまはものすごい平和のイメージがあるので。
今回愛子さまも来られるということで、どこまで皇室の中で継承されているのか、すごい気になっていますね。

戦後生まれの陛下は、戦争の記憶を若い世代に繋いでいくことを大切に考え、愛子さまを伴うこの訪問で若い世代との懇談を希望されたといいます。

平和教育の進行役を務める狩俣日姫さんは同世代の愛子さまとの対話に期待を寄せています。

平和教育ファシリテーター・狩俣日姫さん(27):
子供達が戦争に巻き込まれていったり、戦争に協力させられるという構造が出来ていた。子供達の沖縄戦や住民の体験を通して(愛子さまには)いろんなことを感じて欲しい。

愛子さまを伴う戦後80年の慰霊の旅が始まります。

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