天皇ご一家は、戦後80年にあたる太平洋戦争の激戦地・沖縄への慰霊の旅を終えられました。
5日午後、ご一家は沖縄伝統の「かりゆし」の装いで、6年前の火災で焼失した世界遺産「首里城」の復元作業を見学されました。
ご一家は20代の職人に「多くの方が楽しみにされていますね」などと声をかけられました。
戦後80年にあたる今回の沖縄訪問では、まず激戦地・糸満市の沖縄戦没者墓苑を訪れ、犠牲者の御霊(みたま)を慰められました。
初めて沖縄入りした愛子さまを資料館に伴い、沖縄戦の壮絶な証言などを見学したほか、学童疎開船「対馬丸」の慰霊碑に拝礼し、犠牲になった子どもたちの遺品などを展示する記念館で生存者や遺族の話に耳を傾けられました。
また、風化の進む戦争の記憶を未来につないでいくため、戦争を語り継ぐ愛子さまと同年代の20代の語り部や沖縄の「豆記者」とも親しく交流し、2日間にわたる慰霊の旅を終えられました。