麻薬のMDMAの結晶およそ1億7000万円相当を密輸しようとした罪で、香港出身の女が起訴されました。
香港出身のラウ・ベッリン被告(62)は、5月8日、麻薬「MDMA」の結晶約14キロをカナダから関西空港に密輸しようとした関税法違反の罪に問われています。
大阪税関によると、ラウ被告はスーツケースの中を見せるよう促した職員に「カギの開け方がわからない」と答えたため、不審に思った職員が検査したところ、ズボンに包まれたMDMAの結晶が見つかったということです。
関西空港ではMDMAの結晶の摘発は初めてで、これらの結晶は約1億7000万円相当の錠剤に精製できるということです。
ラウ被告は調べに対し、「MDMAだとは知らなかった」と話しているということです。