大阪府羽曳野市で男性を殺害した罪に問われている男の控訴審が始まり、弁護側は改めて無罪を主張をしました。
山本孝被告(48)は7年前、羽曳野市の路上で会社員の平山喬司さん(当時64)を刃物で刺して殺害した罪に問われています。
山本被告は無罪を主張しましたが、1審の大阪地裁は、「被害者の交際相手との“隣人トラブル”から殺害に至ったと推認される」などとして、懲役16年の判決を言い渡しました。
6日の控訴審で、弁護側は「1審は、検察官の立証の重要部分を排斥しておきながら、被告人に不利な間接事実を重視して犯人と推認した」などとして再び無罪を主張しました。
一方、検察は控訴の棄却を求めました。
判決は9月12日に言い渡される予定です。