岩手山で6月3日未明から火山性地震が増加していて、午前5時には岩手県八幡平市で震度2を観測しました。
気象台は今後の活動の推移に注意するよう呼びかけています。
仙台管区気象台によりますと、岩手山では3日午前1時ごろから火山性地震が増加しています。
震源は山頂付近の浅いところと推定され、午前10時までに41回観測されました。
このうち午前5時の地震では八幡平市で震度2を観測しています。
一方、低周波地震や火山性微動は観測されておらず、地殻変動の観測でも特段の変化はないということです。
岩手山は2024年10月噴火警戒レベルが2に引き上げられていて、周辺の自治体が入山を規制しています。
気象台では引き続き想定される火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石に警戒するとともに、今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。