サッカーJ2ブラウブリッツ秋田の本拠地となる新たなスタジアムの整備について、秋田県の鈴木知事は3日の県議会で「秋田市が進める改修と新設の費用の比較結果に加え、公益性や運営の持続性などを見極めながら県の負担を考える必要がある」と話しました。

新スタジアムは、秋田市が八橋運動公園の第2球場と健康広場に新設する計画を進めていました。しかし、秋田市の沼谷市長はASPスタジアムの改修も視野に整備を進める考えを示し、4日に開会する6月市議会に、改修と新設の場合の費用を比較するための経費を盛り込んだ補正予算案を提出する見通しです。

3日に開かれた6月県議会の一般質問で、鈴木知事は議員から県の費用負担の考え方を問われました。

鈴木知事は「市では新リーダーのもと、改修の技術的な課題や新設との費用比較などを調査検討する意向であり、これらの結果等も踏まえるとともに、新設の機能に公益性や広域性があるか、維持管理・運営の持続性が確保できるかなどを見極める必要がある。今後、費用負担のあり方について市から考えが示され、県民の理解を前提に3者で合意が得られれば必要な支援を行っていく」と述べました。

また、整備のあり方について鈴木知事は「新設が望ましいが、基準を満たし、スケジュールに遅れが生じないなどの提案が示されれば、必ずしも改修を否定するものではない」と改めて県の考えを強調しました。

秋田テレビ
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