ゲームを楽しみながら社会貢献できる取り組みが秋田県内で展開されています。ルールは簡単!電柱を撮影するだけ。写真は電力設備の点検に活用され、インフラの安全維持に貢献できます。

展開されている取り組みは『県対抗!電柱合戦』。主役は“電柱”です。

秋田・青森・山形の県対抗で、県内では大館市・能代市・北秋田市・秋田市・仙北市・大仙市・横手市・由利本荘市・八峰町・藤里町・上小阿仁村の11市町村が対象です。

対象地域で電柱を探して撮影し、ゲームのアイテムを使って電柱同士をつなぐとポイントがたまります。ためたポイントはギフト券に交換できるほか、電柱の写真は電力設備の点検に活用されるため、ゲームを通じてインフラの安全維持に貢献できます。

スマートフォンにアプリをインストールし、撮影する電柱を決めたら「撮影する」ボタンを押してスタート。電柱の全景を2枚、ボルト・銘板・電柱番号の合計5枚の写真を撮影するとポイントをゲットできます。

ピンクのマークが出たものは他の人がすでに撮影をした電柱で、ポイントにはつながりません。グレーの表示が、まだ誰も撮影しておらず、ポイントをゲットできる電柱です。ポイントをたくさん獲得するにはグレーのマークが多い場所がおすすめです。

電柱を探し求めることで体を動かすことはもちろん、ポイントをためながら食べ歩きや散策するのも楽しみ方の一つです。

開発責任者の栗原英誠さんは「単に自分のためのポイ活ではなく、ポイ活することが会社や世の中のインフラのためになる“社会貢献型のポイ活”として展開している。その取り組みの中で、われわれが直面している目の前の課題である“電柱”からスタートした」と電柱に注目した経緯を教えてくれました。

そして「1本1本電柱を撮影してもらうことが通信会社や電力会社のためになり、自分たちのまちのインフラ活動を守っていくことにつながるので、ポイ活をして報酬をもらえることを楽しみつつ、自分の活動がまちのインフラに貢献していることをぜひ感じてもらいたい」と話しています。

開発担当者によりますと、ポイントを多く獲得するには湯沢市と上小阿仁村がおすすめだということです。

ゲームイベントは6月22日まで開催されていて、誰でも無料で参加できます。

秋田テレビ
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