6月は「環境月間」。環境を守るための活動が多く展開されます。秋田県の調査によりますと、2020年度に県内で出た食品ロスは4万5084トンで、約6割が家庭から排出されています。1日に1人がどのくらいの食品ロスを発生させるかの調査では、秋田県は全国平均の1.4倍でした。また、県内の海岸に漂着するごみの8割以上がプラスチックごみという調査結果も報告されています。

食品ロスとプラスチックごみの削減を目指し、鈴木健太知事が5日、環境に優しい買い物を実践しました。

秋田市のイオンスタイル山王に食材の買い出しにやってきた鈴木知事。知事が持参したのは買い物メモ。買い物メモを作ることで買い過ぎを防ぎ、無駄を減らすことができます。

また、知事が手にするのは、イオン東北が運営する県内51店舗で販売されている「ご当地マイバスケット」です。県のPRキャラクター「んだッチ」がデザインされていて、再生プラスチックが使用されています。

鈴木知事は商品をかごに入れる際、棚の手前にあるものを選びました。手前に置かれている期限が近い商品を選ぶことで、廃棄を減らすことにつながります。

会計を済ませた鈴木知事は、マイバスケットに商品を入れて持ち帰りました。

鈴木知事:
「普段の生活の中でのちょっとした節約が経済的な節約にもつながるので、皆さんで一緒に地球と共存していく、環境に負荷をかけない秋田の暮らしを実現できるように呼びかけていきたい」

マイバッグを持参し、商品は“てまえどり”。一人一人ができることから始めましょう。

秋田テレビ
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