深夜にモノをたたいて騒音をたてる隣人…。近隣トラブルの様子を防犯カメラが捉えた。隣人は迷惑行為をなぜ繰り返すのか。イット!は迷惑行為を繰り返す住民を直撃した。
おもちゃのピストル何度も発砲「バン!」他人の家にモノ投げつけ
今回、イット!が取材したのは、千葉・松戸市の“近隣トラブル”だ。

迷惑住人:
カチカチカチカチカチカチカチカチ、パン!

懐から取り出したおもちゃのピストルを、何度も発砲。
さらに近隣住民「バン!」と他人の家にモノを投げつける。

警察から注意を受けると…。
迷惑住人:
みんな一緒に、普通のことやりましょー!
警察官:
静かにして。周りの人…。
なぜ、迷惑行為を繰り返すのか?
イット!は2日夜、住人を直撃し、騒音をたてるワケを聞いた。
「去年9月ごろからほぼ毎日」子供2人と一軒家に住む中国人女性
隣人による被害を訴えたのは、松戸市に住む男性だ。

男性は「去年9月ごろからほぼ毎日。深夜の騒音とか、音がすると起きて、寝られない。中国人の女性です」と話す。

迷惑行為を繰り返すのは、中国人だという女性で、2人の子供と一軒家に住んでいるという。
アラーム・ピンポン…防犯カメラに数々の異常行為
男性が設置した防犯カメラには、異常な行為の数々が記録されていた。一番の被害を訴えるのは、様々な騒音だ。

5月29日夜10時過ぎには「ガンガンガンガン!」とプロパンガスを叩いたあと、謎の歌を歌い出した。

何がおかしいのか、笑みを浮かべている女性。

「ピピピピ!」とアラームを鳴らし続け、自宅なのになぜか「ピンポーン!」。
また、子供を自転車から降ろしたあとには「ジリリリリン!」と、なぜか自転車のベルを鳴らしている。

昼夜を問わず「ジリリリ!ジリリリリーン!」と鳴らしているという。

近隣住民は「毎日、買い物行くたびに自転車でベルを鳴らして周りを走り回る。迷惑被っています」とあきれた様子で語った。

時には、「カチカチカチカチ、パン!」と、おもちゃのピストルを発砲することも…。
近隣住民によると「一番ひどいのが、隣の人とか、向かいの人に石を投げつける」のだという。

近隣住民は警察や行政に相談したが、今もなお改善していない。
見回りに来た警察に反論「これは差別だ」
2日夜にはイット!取材班の目の前で「バンバン」とモノを叩く音が、夜の住宅街に響いていた。

さらに、警察も見回りにきて、住人に注意する様子があった。
すると住人は、たどたどしい日本語で、次のように反論した。

迷惑住人:
警察は“別の人の騒音は普通のこと”(と言う)、これは差別だ。
警察:
違う。それは違う。
迷惑住人:
もし警察は…。
警察:
静かにしてもらっていい?
迷惑住人:
はい。もし警察は。

警察:
静かにしろって言ってんだ。
迷惑住人:
私はいつもこのような音。生まれてからいつも大きな音。
警察:
じゃぁダメ!直しなよ。
迷惑住人:
自分の部屋で、いつもこのような音。これは普通のことだと思います。
警察:
普通じゃないんだよ。
イット!中国語で直撃「自転車汚されるなどの嫌がらせ受けている」
警察が帰った直後、家から出てきた住人を、イット!は中国語で直撃した。
カメラを回さないことを条件に、住人は取材に応じた。

住人は「周りから、自転車を汚されるなどの嫌がらせを受けている」「一連の行為はやり返しだ」と主張した。

これに対し、近隣住民は「自転車のカゴにゴミが落ちていたと。枯れ葉だが、彼女にとってはゴミではなく、誰かが投げ入れたと。そういう思い込みですね。騒音とか近所に対する迷惑は、絶対にやめてほしい」と話した。
警察は「現在、関係機関と連携して、今後の対応を検討している」としている。
(「イット!」 6月3日放送より)