2025年は5年に1度の「国勢調査」の年です。秋の調査実施を前に、福井市に2日、実施本部が設置されました。市はオンラインでの回答を推奨しています。
  
国勢調査は、国内に住むすべての人と世帯を対象とする全国一斉の統計調査で、2025年10月1日を基準日とした人口や世帯数、家族構成などを調べます。
  
県内で最も多い約10万8000世帯余りを調査する福井市では、2日、関係する職員ら約20人が集まって実施本部が設置されました。本部長を務める荒木一男副市長は「調査員としっかり連携して調査を適切に進めてほしい」とあいさつしました。
  
調査は9月20日からオンラインで先行して始まり、10月1日から受け付ける紙の調査票と合わせて10月8日まで行われます。
 
担当者は「今回は調査票にあるQRコードをスマホ等で読み取るだけで、ID・パスワードが自動的に入力され、前回よりも簡単にできる。ぜひオンラインでの回答をおすすめしたい。面倒なこともあるが全員に回答をお願いしたい」としています。
   
オンラインによる調査は前々回2015年の調査から行われていますが、今回からは利便性向上のため、各世帯に配られる調査票に付いた二次元コードからアクセスすると、IDやパスワードの入力が不要となります。
  
国勢調査の結果は選挙や災害時のデータとして使われるほか、将来予測の研究など生活を支える幅広い分野で活用されます。       

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