コメを含む物価高騰を受け、福井大学は学生を支援しようと、2日から学生食堂のライスを一律99円で提供するサービスを始めました。
お昼時の福井大学文京キャンパスでは、お腹を空かせた学生たちが食堂に続々と集まってきました。2日から嬉しいサービスが始まったのです。
倉地恵利アナウンサー：
「一番小さいご飯から3倍あまりの一番大きなご飯まで、全てのサイズが99円で提供されます」
福井大学では、コメの価格や物価が高騰する中で学生を支援しようと、卒業生や保護者、企業などからの寄付を活用し、この取り組みをスタートしました。食堂で扱う4つのサイズのライスを、6日まで一律99円で販売します。
学生は「ありがたい」「一人暮らしをしている中で、コメは高いので助かる」「ライスが安い分、おかずを増やして食べている」と歓迎します。
福井大学の学生を対象に、大学が2024年10月に行った生活実態調査では、節約したい支出項目として、外食費を含む食費が多く挙げられました。
食は全ての原動力。学生が安心して学びに専念できるようお腹一杯食べてほしいと内木宏延学長も視察に訪れました。
学生たちは、学長とのやり取りで「コメの支援はありがたい」「できれば具沢山の豚汁も、価格を下げて提供してくれたらありがたい」などと話していました。
学生支援の第一弾として始められたライス一律99円での提供。今後、福井大学では学生から寄せられている、教科書購入や資格取得にかかる費用の支援などについても検討していきたいとしています。
