日本一のシェアを誇る六条大麦の生産地、坂井平野では、収穫が最盛期を迎えています。
   
坂井市の農事組合法人「ファーム五本」では15ヘクタールで六条大麦を栽培しています。5月27日から収穫がスタートし、いまが最盛期です。
    
北野雅彦代表理事は「雨が降るのでちょっと作業が遅れているが、何とかここ2~3日で刈りたい。今年は収量が多いと感じている」と話します。
  
六条大麦の作付け面積は福井県が全国1位で、25パーセント以上を占めます。このうち約4割を、坂井市とあわら市にまたがる坂井平野で生産しています。
  
ファーム五本では、去年コメを収穫した後、11月頃に麦をまいたということです。来年はまたコメを作りますが「米価が備蓄米の関係で下がるのではないかと心配。麦の生産と同時にコメも収量をとりたい」とします。
 
JA福井県経済連によりますと、コメの価格高騰を受け、学校給食や病院食でご飯に混ぜる大麦を1割から2割ほど増やす動きが広がり、需要が増えているということです。
    
六条大麦の収穫は6月中旬までで、主に関東方面に出荷。麦茶などに加工されて卓に届けられます。

福井テレビ
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